模試の偏差値は絶対基準となるか

志望校を決定するとき、現在もその指針、材料となるのが偏差値です。ただ、保護者が中学受験の情報をインターネットなどから得るとき、最近は中学受験の入試問題について、各学校で個性的な問題が出題される傾向にあり、模試に出る出題傾向との食い違いのため、偏差値の幅が広くなっているという情報を得ます。

すると、模試の偏差値は中学受験において信頼できない情報となるのか?と不安になるでしょう。例えば、模試に出題された問題がお子さんが受験する中学の入試問題とかけ離れていた場合、模試の偏差値と志望校の設定偏差値を比較してもあまり当てにならないと考えられます。

しかし、模試の偏差値は「お子さんがその時点で持っている学力レベルを表す」ものでもあるはずです。志望校の出題傾向との違いは過去問やその年度の出題傾向を読んだテキストなどで補えばいいことで、模試の偏差値が大体一定の物となっていれば、学力レベルを計る数値としては信頼できるものと考えていいでしょう。

小学校6年生の秋になると第一志望校を決定するお子さんが多くなりますが、この時点から12月の追い込み時期にかけてかなり成績を伸ばすお子さんもいます。偏差値がぐっとあがることも考えられます。お子さんの学力に推移、また模試によって判明するお子さんの平均的学力レベルを考慮し、志望校を決めていくことが可能でしょう。